【2025年】舌下免疫療法(シダキュア)を1年継続した結果、花粉症がだいぶ緩和した件

舌下免疫療法
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2023年くらいから花粉症がひどくなってきた

もともと子供の頃から花粉症がありこれまでなんとか市販の鼻炎薬だけでしのいできた。しかし、数年前から目のかゆみがひどくなり、ロート製薬の一番強い目薬(アルガード)も使うようになった。

2023年の花粉症シーズンには両目が赤くはれて眼科へ。ものもらいかなと思って受診したが、診断の結果、ものもらいではなく花粉症の影響、と。ものもらいの場合、両目が同時になることはあまりないそう。まぶたに塗る薬と目薬をもらい、なんとかしのぐ。

2024年はあらかじめ花粉症シーズンが始まる前の2月初旬頃に近所のクリニックへ行き、アレルギーテストを実施。診断結果をもらい「スギとヒノキに弱いアレルギーがありますね。」とのことだった。いや、弱いアレルギーってレベルではないと思うんだけどなぁ・・とコメントを返したが、医者曰くアレルギーレベルと実際の症状の強さは違うときがある、とのこと。アレグラ(フェキソフェナジン)を処方され、これを花粉症シーズン前から飲み続ければ耐性がついて、花粉症が和らぐ、との説明だった。

2024年の症状はさらに悪化

しかし、2024年の花粉症はいよいよひどかった。はじめて顔が全体的にかゆくなった、特にこめかみとかアゴのあたりとか。眼もかゆく、クリニックへ行き、花粉症薬と目薬、顔に塗る薬をもらう。飲み薬はアレグラを処方されたが効きが悪かったので、次は少し強めのルパフィンに変えてもらった。ルパフィンは眠気が強めに出るらしく、その次は効果強め・眠気弱めと言われるザイザルに変えてもらった。

とにかく2024年の花粉症シーズンはつらかった。顔がかゆい、眼がかゆい。薬で常に意識朦朧。よく仕事をこなせたなと思う。

2月下旬から5月上旬くらいまでいくら天気がよくても外気は黄色く見え(実際には黄色いわけがない)、必要なとき以外は一切外に出なかった。天気がいいのにとてももったいない気がしていた。外で過ごしている他人が信じられなかった。毒霧のなかよく過ごせるな、と。

プロ野球選手がテレビに映っていて、「やっぱりプロ野球選手は肉体的に強いんだな」なんて思った。通勤以外は外に出ないため精神的に暗い日々で、だいぶ落ち込んだ。精神力を取り戻すため筋トレを始めた。筋トレででるホルモン(テストステロン、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)が気分を上げてくれる、とのことで、2か月くらい継続できた。それほど精神的に落ち込んでいたのだろう。

舌下免疫療法を知る

会社で花粉症の話をすると舌下免疫療法をやっている知り合いがいて効果があるらしい、と。舌下免疫療法をネットで調べると、毎日錠剤をひとつ舌の下に置いて1分。それを3年~5年継続し、少しずつ体を花粉に慣らして、花粉症への抵抗力をつけていく、という代物だという。

舌下免疫療法は(おそらく)花粉のエキスを取り入れるものだから、花粉症シーズンの5月までは新規で開始できず、早くても6月から開始とのこと。6月早々に舌下免疫療法対応のクリニックを予約し、受診。その際、家の近所のクリニックで行ったアレルギーテストの診断結果を持っていくと話が早かった。あらためてアレルギーテストをする必要なく、舌下免疫療法の薬「シダキュア2000」の処方箋をもらえた。

シダキュア2000は品薄!

舌下免疫療法は鳥居薬品のシダキュアという薬を使う。まず最初の1週間はシダキュア2000にて体に大きな副作用が出ないかをチェックする。そして、再度クリニックへ行き、問題ないことを確認したうえで、シダキュア5000へ移行、それを毎日摂取して、3年~5年かけ体を慣らしていく。1年でも一定の効果が出る人もいるとのこと。

しかし、このシダキュア2000がまず品薄らしい。医者から「隣の薬局にはないみたいですよ。だから自分で探してもらうことが条件です。」なんてことを言われる。したがって、処方箋は携帯しながら、時間のあるときに根気よくシダキュア2000の在庫がある薬局を探そうと思った。

休日に近くのイオン薬局へ行ってみた。「少々お待ちください。いま在庫を確認しますね。」・・・「ありますよ。大丈夫です。」と。まさかの1店舗目でシダキュア2000が見つかった。と思ったら「すみません勘違いでした。在庫はシダキュア5000でシダキュア2000ではありませんでした」と。

次の薬局へ行くも在庫なし、そして次の日本調剤の薬局へ行くと、なんとシダキュア2000の在庫があると。先ほどの例があるので本当かどうかちょっと疑ったが本当にゲットできた。どれほどの価値があるのか分からないが、品薄なものをゲットできると人間嬉しく感じるように出来ているようだ。

ただ、日本調剤の良くないところは、独自のお薬手帳アプリ「お薬手帳プラス」を使わなければならないこと。普段はポケットファーマシーを使っているので、お薬手帳アプリが2つになってしまった。それでもシダキュア2000はゲットできたのでよかった。

舌下免疫療法を開始

シダキュア2000は一人で開始してはならない。医者から強くそういわれていた。シダキュア2000を開始するときは必ずクリニックへ行き医者の前で摂取し、30分様子を見る。問題なければ帰ってOK。

シダキュア2000を1週間継続し、またクリニックへ。ちょっと顔のかゆみが出たかな、という感じはしたので、それは医者へ伝えたが、大丈夫でしょう、とのことで、シダキュア5000の処方箋をもらえた。とりあえず30日分。鳥居薬品工業の公式ホームページでも少なくとも1カ月に1回はクリニックの診断を受けて毎回処方箋をもらいシダキュア5000を毎月入手するように説明されている。シダキュア5000はどこの処方箋薬局でも在庫があるみたい。そして毎日だいたい朝食後に1錠ずつ舌の下に1分置いてから飲み込む。その後5分間は何も飲食してはいけないしうがいもNG。

シダキュア5000を継続処方

30日分のシダキュア5000がなくなる頃、再度クリニックへ。オンライン処方という方法もあるようだが、通勤の帰り道に寄れる場所・時間帯に営業してくれているクリニックなので通院している。また30日分の処方かなと思ったが最大60日分処方できるという。それならば体調も問題ないので60日分を希望。診療代は3割負担にて840円。良心的だ。隣の薬局でシダキュア5000を60日分もらう。これが4000円弱くらい?(具体的な金額は覚えてない)だから、1カ月にすれば2000円台かな、舌下免疫療法にかかる費用は。

2025年花粉症シーズン到来

そんな生活を経て2025年の花粉症シーズンへ突入。今年は顔の痒みはでたけど、こめかみのあたりだけで、症状も軽い。こめかみのかゆみは市販のキュアレアでしのぐ。クリニックではザイザルを処方してもらい、毎日帰宅後鼻うがいとアイボンで目の洗浄。外出前と外出後はロート製薬の一番強いアルガードにて点眼。ザイザルによる眠気は相当出たけど、4月下旬となった今、ヒノキ花粉も少ない状況になり、花粉症症状もほとんど落ち着いた。薬を飲まずとも生活できるようになった。去年は5月でも花粉症症状が出ているほどだったが、今年はだいぶ緩和された。シダキュアのおかげだ。これを継続すれば来年、再来年はもっとラクになるのかと思うと希望がでる。

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