あなたの本当の貯蓄力

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感覚で出した年間支出は甘いかもしれない

ライフプラン表を作る際には、手取り収入(可処分所得)や、基本生活費、住宅費、教育費、自動車費、保険料、積立投資、その他の支出を確認することになります。

家庭の食費・日用品費や光熱費、通信費、小遣い、医療費、家具家電など正確に記録していなければ、「このくらいかな?」と、まずは想像で設定すると思います。

エクセルで丁寧に計算して、理論的には年間収支が大きなプラスになったとします。しかし現在の銀行口座にはあまり貯蓄がない、ということがよくあります。

年間収支がプラスなら、一定の貯蓄があるはず。でも現実は貯蓄が乏しい。これは一体どういうことでしょうか。

収入は給与明細や確定申告で間違いないはずですから、問題は支出の見積もりにある可能性が高いです。つまり、「基本生活費ってこのくらいかな」と感覚で出した数字が、実は全然足りていないのです。過去に「何に使ったか思い出せない支出」が垂れ流しになっていた結果、今の貯蓄が少ない状況に陥っているわけです。

たとえば、年間収支がプラス100万円以上と計算されたとします。働き始めて10年以上経っていれば、貯蓄が数百万円あってもおかしくありません。それなのに、貯蓄が乏しい場合、「今このくらい」と見積もった基本生活費が大きくズレている可能性が高い。つまり、あなたが思っているよりも「本当の貯蓄力」は低いかもしれないのです。

本当の貯蓄力に基づかないライフプランは危険

本当の貯蓄力を反映していないライフプラン表は、あまり信用できません。それを基に住宅購入計画を立てたり、大きなライフイベントを計画したりするのは危険です。たとえば、「年間100万円貯められるはずだから」とローンを組んだのに、実際は本当の年間収支がずいぶん低かった場合、家計が破綻しかねません。

では、どうすれば本当の貯蓄力を把握できるのでしょうか。まず手軽な方法として、前々年末(2年前末)の貯蓄残高と前年末(1年前末)の貯蓄残高を確認してみましょう。この2点の差額を見れば、1年間でどれだけ貯蓄が増えたか、あるいは減ったかがわかります。

もちろん、自動車購入や海外旅行、高価な買い物といった突発的な支出があった年もあるかもしれません。でも、そうした大きな出費も含めて、「現実的な年間収支」を把握することが大切です。

本当の貯蓄力でライフプランを立て直す

過去の貯蓄残高から現実的な年間収支を予測したら、それを基にライフプラン表をつくってみましょう。そして、年1回など定期的に実態に合わせてメンテナンスをすることが重要です。たとえば、「去年は想定外の医療費がかかった」「今年は子供の進学で教育費が増えた」といった変化を反映させ、その後の収支予測に生かしていきます。

こうしたメンテナンスを続けることで、本当の貯蓄力が明らかになり、ライフプラン表の信頼度がぐっと高まります。結果として、将来の望ましいライフプランを実現できる可能性も上がっていくでしょう。

まとめ

ライフプラン表は「理想の数字の羅列」ではありません。本当の貯蓄力を把握し、現実的な収支を反映したものでなければあまり意味がありません。

想像で算出した年間収支が怪しいなら、まずは過去2年分くらいの年末貯蓄残高の差をチェックして、自分の貯蓄力を正しく見極めてみてください。そして、それを基にライフプラン表を作成、メンテナンスを続けることで、理想的な人生計画に近づいていけると思います。

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