お金の貯まる人

私が小さいときに誰かにもらった「袋」があって、こう書いてある。

『金のたまるひと』
一、感謝の生活をする人
一、収入以下で生活する人
一、夫婦仲の良い人
一、金や物を大切にする人
一、健康に心掛ける人
一、独立自尊心の強い人
一、仕事を趣味とする人
一、一事をつらぬく人
一、常に節約をする人
一、儲をあてにせぬ人

▼私なりの解釈。

一、感謝の生活をする人
横柄だったり、文句の多い人からは人も仕事も逃げていく。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」 感謝の気持ちをもって誰に対しても何に対しても「ありがとう」と思える。歴史や周囲と比べれば、いまあるものが有り難いものと認識している。→人から好かれる→仕事が増える→お金が貯まる。

一、収入以下で生活する人
あたりまえのことだが、ただし、スパンを考えなければならない。
今月の収入内で、今月の支出を考えるだけでは不十分で、年単位の収支、または数十年単位の収支見通しを立てて、いま使えるお金はこれだけと理解している。特に老後は年金だけでは家計が不足しがちなので、そういうシミュレーションもしたうえで、「収入以下で」生涯生活できる人はお金が貯まる。

一、夫婦仲の良い人
夫婦仲が良ければ家計についてもよく話し合いができる。もし離婚すると老後の年金は一人分しかもらえないので困窮しがち。だから、金銭的に考えれば離婚はマイナス。夫婦仲が良ければ共通の目標に向かうパートナー→相乗効果によりお金が貯まる。最初から気の合わない人とは結婚しないか、気が合うように心を広げる努力が必要となる。

一、金や物を大切にする人
物を丁寧に長く使えばそれだけ支出が減る。物を整理整頓して不要な物を買わない。適切な世界観を持ち、人生の目的/目標が明確になっていて生活に哲学がある人は自分に必要/不必要な物がわかる。そういう人は人生を豊かにするための最低限の必要支出ができる。→お金が貯まる。

一、健康に心掛ける人
病気・ケガをすれば医療費がかかるし、仕事も減るかもしれない。精神面の健康もそう。健康でバリバリ働ければ、信頼も損なわず仕事が続く→お金が貯まる。

一、独立自尊心の強い人
依存心の強い人は思考の主体が他人に置かれ、依存先次第で人生を翻弄される。人は結局自分が一番。依存されてもメリットなければ捨てらる。自立する気概(主体性)と、WIN-WINの関係構築。→人間価値向上→お金が貯まる。

一、仕事を趣味とする人
365日仕事をするとお金を使う時間がなくなる→お金が貯まる。仕事をするのが苦にならなければ、より多くの価値創造→好循環スパイラル→お金が貯まる。

一、一事をつらぬく人
「継続は力なり」 正しい道筋なら継続と競合他社(他者)に負けないブランド構築にあたることで第一人者になっていく→世間からの評価が上がる→金が貯まる。ただし、社会的ニーズのないものを貫いてもそれは単なる趣味に留まる。

一、常に節約をする人
JAL再建の際、稲森和夫はアメーバ経営を導入した。小さい組織体を形成しそれぞれがあたかも一つの会社のように経営、他の組織とやり取りをする。→組織ごとの採算把握のため細かな部品まで単価を表示するようにし、これまで意識しなかった節約が生まれた。→再建の一助となった。面倒がらず一つ一つの支出について選択肢を考え、最適な行動を取る→お金が貯まる。

一、儲をあてにせぬ人
松下幸之助は「悪いときも良し!良いときはなお良し!そういう経営をしなければなりません」と言う。経済環境が悪いときでも家計はOK、そういう仕組みづくりと心構えができれば好景気のときにはプラスアルファが入る→お金が貯まる。

つけ加えるなら・・・
将来の目的のための貯蓄/投資として計画に沿った「給与天引き」、「口座振替」を設定すると自動的に使えるお金が制限される→お金が貯まる。手元にお金があると使ってしまうから。

1.将来の目的のための納得感ある貯蓄/投資計画/リスク対策

2.実行(天引き、口座振替による貯蓄/投資/保険)

3.定期的なメンテナンス

4.リスクに強い家計の実現

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