ライフプラン表作成にあたって相談の多い項目は以下のようなものでした。
(※数字は2016年~2021年5月までにあった相談件数)
1.無理のない住宅購入額 63 2.家計の目安(節約) 44 3.働き方、どれだけ収入を得ればよいか 24 4.老後資金準備 22 5.子供の教育費準備 22 6.資産運用 20 7.保険加入/見直し 17 8.もう一人子供ができたら 13 |
個別のライフプラン表を作成、エクセルで提供します 見える化することで、将来の家計の悩みがクリアになります!
5および8は「子供を育てるために必要な費用準備」という意味では同じですね。
とはいえ、2位の家計の目安(節約)についても子供の教育費と密接に関係しているし、1位の住宅費についても家計、教育費と関連しあっています。
家計、住宅費、教育費、(ついでに老後も)など支出と収入面のバランスとか優先順位をよく考え人生も戦略をもっておくことが大切かなと考えています。
ところで。
子供を一人育てるのに、”2000万円”かかるとよく言われますが今回はその内訳を考えてみることにします。
参考:文部科学省 「平成22年度国立大学の授業料・入学料及び検定料の調査結果について」 「令和3年度子ども学習費調査」 「令和3年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」 ※上記を参考に、5万円単位へ切り上げています。大学は入学料を含め通学年数にて平均しています。 ※幼稚園~高校までは以下の費用も含んでいます。 1.学校教育費(授業料・学校納付金・学用品・遠足費・通学関係費など) 2.学校給食費 3.学校外活動費(習い事など) |
1)幼稚園(私立)→小中高(公立)→大学(私立文系)のケース
50万円×3年+40万円×6年+55万円×3年+55万円×3年+105万円×4年=1140万円
(ここには習い事も含まれています)
上記に含まれないものとして、家庭での食費や衣服、こづかい等を勘案し、仮に年30万円とすると、
30万円×22年=726万円
教育費1140万円+食費・被服費・小遣い等726万円=1866万円 |
2)幼稚園(私立)→小(公立)→中高(私立)→大学(私立文系)のケース
50万円×3年+40万円×6年+145万円×3年+115万円×3年+105万円×4年=1590万円
(ここには習い事も含まれています)
上記に含まれないものとして、家庭での食費や衣服、こづかい等を勘案し、仮に年30万円とすると、
30万円×22年=726万円
教育費1590万円+食費・被服費・小遣い等726万円=2316万円 |
上記いずれもよくある進路のケースかと思いますが、やはり子供一人を大学までいかせて育て上げるとなると少なくとも2000万円前後は必要になりそうですね。
家庭または両親の考え方によっては小学校から私立というケースや、大学は医学部系ということもあり、その場合は教育費の金額が跳ね上がります。
(国立大の場合は医学部でも他学部とあまり変わりませんが・・)
子供の教育費だけでなく、住宅費やその他費用、または収入面もあわせて総合的に収支シミュレーションができるという意味ではライフプラン表の作成はやはり有効かと思われます。
コメント