人生100年時代といいます。
そのぐらい生きるつもりでお金とか趣味、仕事、生活の仕方など考えておこうよ、という分かりやすいスローガンなのだと思います。
会社勤めの場合、多くが60代で退職し、もし100歳まで生きるのであればその後30年以上の時間があるわけです。
できることなら幸福感を持ちながら生きられるような準備を若いうちからしていければ良いですね。
ライフプラン表を作るにあたっても老後のお金についてだけでなく、どのような生活あるいは仕事、家族・友人・地域コミュニティとの関係がありえるか少なからずイメージするでしょう。
日本は少子高齢化で財政的に厳しい時代ですが、なんとか乗り切って幸福度ランキング上位になるような国になることを祈ります。
さて、日本人の平均寿命は世界一といわれますが、直近のデータでは以下のようになっています。
男性81.25歳、女性87.32歳
(厚労省『平成30年簡易生命表』より)
平均寿命とは、0歳のときの「平均余命」を表しています。
平均余命とは、この年齢のときなら、あと平均何年生きられるか、とう指標です。
だから、以下の表のとおり平均寿命を超えた90歳や100歳でも平均余命はいくらか残されていますね。
(厚労省『平成30年簡易生命表』より)
また、「健康寿命」という考え方もあって、何歳まで日常的な医療を受けず自分自身で健康に生活していけるか、ということですが、全国平均は以下のようになっています。
平成25年 男性71.19歳 女性74.21歳
厚生労働科学研究『健康寿命の指標化に関する研究(健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討)(平成27年度分担研究報告書)』より
健康寿命と、「平均寿命」を比べると、男性で約10年、女性で約13年の差があります。
平均すれば、人生において晩年のざっくり10年強は日常生活に支障をきたすほどの病を持ちながら生きていくのが一般的、ということですね。
できるだけ健康であり続けるためには、適度な運動と精神的な健康が大切で、職業でいえばお坊さんは毎日身体的にも精神的に健康な生活をするので、元気で長生きであると昔から言われているそうです。生き方のヒントになりそうですね。
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