年齢ごとに死亡する確率とは?
死亡保険は「万一に備えて」といいますがその万一は実際どれだけの確率なのでしょう?
年齢ごと死亡率(厚生労働省H28年度「簡易生命表」より)
30歳男性では0.06% 1000人に1人も死なないのですね。
1万人中6人ということは、万一ではなく「万六」くらいが言葉として妥当かな?
男性は40歳でちょうど1万人中10人になります。「万十」 または「千一」?
「万十」の方をとるとして、40歳になったら「まんじゅう」を食べるイベントなど頑張れば流行らせることができるかも。まんじゅう業界の方いかがでしょう?
人生折り返し地点でもあり、会社でも社会的にもちょうど中間管理職的立場として中心的な存在であり、節目としてちょっと特別な「まんじゅう」を食べる。「死を意識すれば今を頑張れることがある」とかのスローガンでいかがでしょう。よく分からない恵方巻も流行らせたのだから、ありかもしれない。。
男性はだいたい、60歳台で100人に一人亡くなり、70歳台で100人中2~4人が亡くなる。
男性80歳台では100人中5~14人が亡くなる。80歳を過ぎたらざっくり、毎年10分の1の確率で死ぬんだなと思えばいい。
一方、女性が亡くなる確率は85歳くらいまでは男性のざっくり半分。
女性の方がやはり生命力が強いのですね。
主な死因は?
男性65歳の場合、がんが約29%、心疾患が約14%、脳血管疾患が約8%、肺炎が約12%、その他が約37%
男性90歳でも死因”その他”は約44%
90歳頃までは半分以上の確率で、がん・心疾患・脳血管疾患・肺炎で亡くなるのですね。
女性65歳の場合は、がんが約19%、心疾患が約18%、脳血管疾患が約9%、肺炎が約10%、その他が約45%
女性90歳の死因”その他”は約51%
平均寿命の国際比較
資料:国連「Demographic Yearbook 2015」より
男性の場合
女性の場合
男性、女性とも日本人が一番長生きなんですね!すごいことだ。平和で医療水準が高く、幼少期も致死性の病気になりにくい、ということなのかな。
でも、日本人は無駄に延命治療をする、ヨーロッパでは自然に食べなくなりそのまま老衰を選択する、という話も聞いたことがある。わたしなら無駄な延命治療はやめて欲しい、と思う。少なくともいまは。
男性の上位にアイスランド、ノルウェー、スウェーデンとある。
沖縄の人の寿命が長いように暖かい地域は長生きで、寒い国は寿命が短いという先入観があったけど、そうじゃないよう。ロシアはウォッカの飲み過ぎで寿命が短いと聞いたが本当だろうか。暑い寒いは寿命に直結しないのですね。
南アフリカは男女とも平均寿命が50代となっている。これは50代で皆死んでいくのではなく、長生きのひともいるけど、子どものうちに亡くなってしまう人が多いんだろうと推測される。
平均余命でなく、平均寿命なので。
でも、これだけ見ると、人口が多い割に男女とも平均寿命が一番だとすると、他国の人が日本に憧れをもつ気持ちも分かる気がする。
いつか必ず一人一回死ぬということが決まっている以上、今を大切に生きたいと思うのか、いずれ死ぬのだしと思うのか、価値観はそれぞれでしょうか。
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コメント
コメント一覧 (4件)
現在、子供0歳の学資保険(こども保険)を検討しており、このページに辿りつきました。担当FPの方は、お父さん(私、35歳)の万が一に備えて、こども保険はどうですか?と勧められましたが、サイトの数字を見て、ハッとしました。参考になりました。ありがとうございました。
コメントありがとうございました!
記事を書いたかいがあります。
かなり参考になりました。
生産年齢人口平均0.28%ってところですね。
昔から保険屋に寄付なんて絶対にしないと肝に銘じていました。
保険屋に寄付、面白い表現ですね。確かに彼らの給料むだに高いですもんね。