少子高齢化社会の日本。
20年後(2040年代)には、受け取れる公的年金額が現行制度よりも2割近くも減少する見込みといわれています。
たとえば、会社員の夫と専業主婦の妻の世帯の場合、現在の制度で年間250万円程の年金を受け取れる計算なら、20年後に年金を受け取ることになる今の40~50代は、210万円程に減少するということです。
30代以下はもっと下がるかもしれません。
年間収入が200万円強と考えると、それだけで生活していくのは厳しいので、何かしら自助努力としての準備が必要になるわけです。
そこで私は税制メリットの大きいイデコ(iDeCo/個人型確定拠出年金)を活用することにし、金融機関はファンドのラインナップが比較的豊富で、手数料も低めのSBI証券を選び2016年から運用しています。
ファンドはパッシブ型(インデックス型)で手数料の安いものを選ぶ3つの理由
将来の老後資金準備について、長期投資の効果を利用しつつリスクを抑える意味で、ファンドはパッシブ型(インデックス型)を選ぶのが無難だと考えています。
理由1 アクティブ型に比べ成績が良いケースが多い
↑この記事でも触れているように、アクティブ型よりもパッシブ型(インデックス型)の方が一般的には勝率が高い(6~7割方)とされています。
アクティブ型はパッシブ型(インデックス型)を上回る成績を目指して運用されるわけですが、結果的に成功するケースは少ないということなのですね。
また、アクティブ型に比べてリスク(基準価額のブレ幅)が小さい傾向もあり、老後資金確保のためのミドルリスク・ミドルリターン戦略に向いています。
理由2 手数料が安い
運用管理手数料(信託報酬)を比べると、アクティブ型に比べて、パッシブ型(インデックス型)の方が安いことが多いです。
たとえば年間手数料が0.5%違えば、その分年間の運用成績に直結するわけでです。
理由3 過去の成績を参考にできる
パッシブ型(インデックス型)であれば、過去30年の各資産の代表的な指数のパフォーマンスが分かっているわけで、それを基にこれからの期待利回りについて戦略を立てやすいと考えています。
当然、過去の成績が今後の結果を保証するものではありませんが、少しでも拠り所になるデータがあれば、たとえば株と債券の配分割合によって過去には最大でどれだけのプラスマイナスがあったかが分かります。
ライフプランに反映する金融資産運用の想定利回りについて、ある程度根拠をもった数値を設定できるようになるし、リスクに対する心構えもしやすくなります。
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「ファンドはどれを選んでいいか分からない」
という場合は、以上、3つの理由を参考にしていただければ幸いです。
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