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GPIFの概要
我々現役世代が負担している年金保険料は長期的に増やすことを目的にGPIFによって運用されています。
GPIFとはGovernment(=政府)、Pension(=年金)、Investment(=投資)、Fund(=基金)の略で、正式には年金積立金管理運用独立行政法人といいます。
年金に関わることなので当然、厚労省の所管であり、2006年に設立されています。
・資産残高 186兆円(2020年度)
・投資割合 国内株式25%、国内債券25%、外国株式25%、外国債券25%
・職員数 146名(2020年)
・理事長 宮園雅敬(元農林中央金庫副理事長)
GPIFの運用成績
GPIFの運用成績は2001~2020年度の年率平均で2.58%、運用の効果によって57兆円も増やしているのですね!
株式や外国資産も取り入れることで、時には大きく資産が目減りするリスクはありますが、それでも長期的には大きなプラスになっており、日本の公的年金の安定化に寄与していると思います。
ちょうど25%ずつ国内・外国、株式・債券に分散投資をする方針ということは、たとえば国内株が下がった場合、自動的に国内株を買い増して25%にします。
つまり日経平均株価やTOPIXなどの下支えになって株価が暴落するのを食い止める役割もあるとされています。
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