ライフ(マネー)プラン表の作成相談を受けると、家庭によっては生命保険に5~10本加入しているケースがあります。
単純な死亡保険だけでなく、学資保険や貯蓄性のある終身保険、ドル建ての保険、医療保険、就業不能保険、会社で加入している団体保険などひとつひとつを丁寧に処理していかないとライフプラン表に正しく反映せず、誤った生涯収支結果となってしまいます。
2~3本程度ならまとめるのはラクですが、5本以上になると整理するのにちょっと時間がかかります。
保険の内容についてひとつひとつが妥当かどうかはさておき。
ライフプラン表に収支を正しく反映させるためには以下3点のみおさえておけばOKです。
・払込終了年
・満期や解約で受け取る保険金
たとえば、以下のような5つの生命保険を整理してライフプラン表に反映させてみます。
1.定期保険
年間保険料66,240円
夫60歳まで払込
2.終身保険
年間保険料144,480円
夫60歳まで払込
解約払戻金400万円(夫65歳時)
3.がん保険
年間保険料39,000円
終身払込
4.就業不能保険
年間保険料71,760円
夫65歳まで払込
5.医療保険
年間保険料39,120円
終身払込
まず、ライフプラン表で表示された「西暦と家族の年齢」のところをコピーします。
当年度から、保険料の払込終了年+1年くらいまでをコピーするとよいでしょう。
そして、別のシートに”値のみを貼り付け“にして、文字のフォントを8pt程に小さくし、列幅を詰めて1画面に入るように見やすく調整します。
保険の名称を書いて、年間保険料を入力、払込終了年までコピーします。
ここで、数字は小数点第一位くらいまでが見やすいかなと思います。
合計値を見て、どのタイミングで保険料が変わるか整理し、その結果をメモ帳などにコピーしておくとよいでしょう。
ライフプラン表「入力シート」の保険料のところにメモした値を入力します。
満期または解約による払戻金を入力します。
これで保険料や満期または解約払戻金が正しく反映しました。
以上、参考になりましたら幸いです!
まとめ
複数の保険料推移をライフプラン表に反映する方法
1.ライフプラン表でできた西暦と家族の年齢をコピーして別シートに貼り付け
2.各保険名称と年間保険料を埋めていく
3.年毎に合計保険料を出す
4.保険料が変わる年ごとにメモをする
5.メモした結果をライフプラン表に入力する
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