総務省では毎月「家計調査」を行い、公表しております。
全国約9000世帯から家計簿等を基に記入いただいた調査票を基に調査結果を作成しているとのこと。
以下に世帯人員数および世帯主の年齢階級別の平均支出をまとめてみました。
2023年3月 総務省「家計調査」より編集
世帯人数3人の場合、月間の消費支出は33.1万円
世帯人数4人の場合、月間の消費支出は36.1万円
1人増えると3.0万円増えていますね。
特に教育費の増加が目立つ(11806円→35304円)ので、子供の学費、ということでしょうか。
当サイトで提供しているエクセル・ライフプラン表では、以下のように支出を分類しています。
1.基本生活費
2.住宅費
3.子供の教育費
4.保険料
5.車
6.その他
家計簿を付けていないと、この分類上の「基本生活費」が一般的にどれくらいか想像しにくいところですので、この調査結果を基にすれば、次のように参考値が得られるのではないかと推測しました。
基本生活費は、以下のような考えで計算してみました。
消費支出 -住居費 -交通・通信 -教育 -保険料30,000円(平均このくらいかと) +通信費10,000円(上で交通・通信をマイナスしたので携帯代をプラス) |
図の緑のところが「基本生活費」と想定しています。
基本生活費の目安
3人世帯 22.9万円(年間約275万円)
4人世帯 23.4万円(年間約280万円)
30代の世帯 18.9万円(年間約227万円)
40代の世帯 22.8万円(年間約274万円)
基本生活費は3人→4人になっても年間5万円程しか変わっていません。食費や被服費が主かと思います。
人数よりもむしろ、年代が上がると基本生活費は顕著に上がりますね。
基本生活費は30代で227万円→40代で274万円と年間47万円も上がっています。
その分収入も増えているということでしょう。
これらのことから、世帯年収やお住まいの地域によっても差があると思いますが、「自分でつくれるエクセル・ライフプラン表」で入力する基本生活費は、3~4人家族だったり、30~40代の世帯なら年間230万円~280万円あたりが妥当かな、ということになりますね。
家計簿をつけていなくて、年間の基本生活費がまったく分からない、という場合は参考になさってください。
また、家計を把握されてらっしゃる方にとっては、平均値が分かるので、比較してみると家計改善の参考になるかもしれませんね。
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