住宅ローン金利の過去推移
住宅ローンの超低金利時代が続いています。
過去の住宅ローン金利を見ると、1980~1990年代(バブル期)には金利8%という時代もあったようです。
(逆にお金を預けておく際の金利も高かった)
住宅金融支援機構HPより「民間金融機関の住宅ローン金利推移」
この表の金利は店頭金利を表しているものと思われ、実際に適用される金利は様々な優遇によりこれより引き下げられています。
2020年1月の変動金利は上記では2.475%となっていますが、実際の適用金利は低いところだと0.35%という銀行もあります。
仮に3000万円を借りて金利8%で30年返済だと総返済額は7925万円にもなります。
3000万円を借りて金利0.35%で30年返済だと総返済額は3161万円です。
金利の違いはとても大きいですね。
ちょうど社会人になった頃だったので覚えていますが、2002年頃にはじめて3年固定金利1.0%という衝撃的な低金利住宅ローンが登場しました。ちなみにその時の変動金利は2.375%でした。
「この低金利は異常なので、住宅ローンを組むなら今ですよ」、という触れ込みでしたが、当時から20年弱経過した今でも低金利は続いており、日本の低成長と相まってむしろ当時よりも金利が下がっているし、上がる気配がありませんね。
ということで、住宅ローンを借りる方は金利の安い変動金利を選ぶ方も多いようですが、将来金利が上がるとどうなるか不安になる方もいると思いますので、返済額が上がった場合のシミュレーションについて、どのようにライフプラン表に反映させるか解説したいと思います。
住宅ローンの段階的金利をシミュレーションする
住宅ローンの段階的金利をシミュレーションするには、「自分でつくれるエクセル・ライフプラン表」の入力シートの4-2.住宅費などの右側にあるシミュレーションツールをお使いいただきます。
上記は以下の条件で設定しています。
・借入開始年2021年
・借入3000万円
・返済期間30年
・当初金利0.35%(1~5年目)
・第二金利1.00%(6~10年目)※適当に予想して入力してみてください。
・第三金利1.50%(11~30年目)※適当に予想して入力してみてください。
水色のセルに数字を入れていくだけですので簡単だと思います。
また、住宅ローン以外にも修繕/管理費、固定資産税などのいわゆる維持費がかかりますから、年間の維持費についてもだいたいの金額を入力いただければ、現実的な数字にてライフプラン表作成ができます。
上記の例だと、住宅ローンと維持費を合わせた合計の住宅費が以下のように推移することが分かります。
2021年~155万円
2026年~164万円
2031年~170万円
2051年~50万円
算出された住宅費については自動反映しませんので、上記のように入力してください。
頭金については「住宅費一時金」の欄に入力します。
そうすると、以下のようにCF表(キャッシュフロー表)に反映します。
これで生涯の収支が成り立つかどうか、色々とシミュレーションしてみてください。
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