先進国の交通事故死亡者数は?
以前、日本と世界各国の交通事故死者数、事故率は?という記事を書きました。
ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、アメリカ、韓国、日本など比較的先進国の自動車事故事情を調べまして、ざっくりいうと、
・アメリカは保有台数も多いので交通事故死者数も多い、事故率も高め
・1万台あたりの交通事故死者数はなぜか韓国がダントツで多い
・日本は事故率が低めで交通事故死者数も順調に減っているがオランダ、イギリスの方が優秀
日本は人口約1.2億人、(四輪以上の)自動車保有台数74百万台、交通事故死約5000人、人口10万人あたりの交通事故死者数3.8人、自動車1万台あたりの交通事故死者数0.57人
こんな感じです。
インドの交通事故死亡者数は?
少し前の保険毎日新聞に2017年のインドの交通事故数、死亡者数に関する記事がでていました。(出展は「AIRイー・デーリー」ネット版より)
1年間の交通事故件数は46万4910件で、交通事故死者数は14万7913人であった、と。
46万件のうち、14万人が亡くなっているということで大変な割合ですね。
この割合からすると、亡くなっていない方についても、事故に遭うとかなりの確率で重症か死亡に至るのかもしれません。
または、重症か死亡など重大事故でないと報告していないだけということも考えられます。
警察への届出数ということですから、先進国と比べて統計の基準も大きく違うのかもしれません。
日本 | インド | |
人口 | 12,000万人 | 134,000万人 |
自動車保有台数 | 74百万台 | 17百万台 |
自動車保有率 | 1.6人に1台 | 79人に1台 |
交通事故死者数 | 5,000人 | 148,000人 |
1万台あたり交通事故死者数 | 0.57人 | 87人 |
日本と比べるとインドはまだまだ大変な交通状況です・・
また、交通事故原因のトップはスピード違反で、交通事故全体の70.4%を占めており、死亡事故の原因の66.7%がスピード違反、ということです。
交通事故で亡くなる方は自動車を運転している人ではなく、歩行者などが8割以上とも言われています。
もしインドに行く機会があったら歩行中、車には本当に気を付けないといけないですね。
(注)記載のある各保険については一般的な内容の説明です。