2025年の万博楽しみですね!
2025年に大阪で開催されることが決まっている万博。
万博の想定来場者数2800万人、期待できる経済効果は2兆円にもなるとか。
また、日本にとって次のような良い効果が期待できるそうです。
1.最先端技術など世界の英知が結集し新たなアイデアを創造発信
2.国内外から投資拡大
3.交流活性化によるイノベーション創出
4.地域経済の活性化や中小企業の活性化
5.豊かな日本文化の発信のチャンス(↑万博概要情報より)
テーマ・サブテーマは、
いのち輝く未来社会のデザイン、
多様で心身ともに健康な生き方、持続可能な社会・経済システム
また、貧困、飢餓、教育、ジェンダー、水、エネルギー、働きがい、公平、気候変動、平和などの課題解決の総称であるSDGs(Sustainable Development Goals)の実現を後押しすることも大阪万博のひとつの目標となっています。
これらの社会的課題解決が急速に進むと明るい未来になりますね。
人生100年時代、個々人が生きがい・働きがいをもって多様なライフスタイルを楽しみながら、世界の誰もが安全、安心、快適な暮らしができるようになるといいですね。
超大型イベントに関係する損害保険は?
工事に関する保険
オリンピックもそうですが、万博のような超大型イベント開催にあたっては、様々な建築が行われますので、建築途中に災害等でその資材等が損害を受けた場合のために工事保険(建設工事保険・組立保険)が必要になるでしょう。
これはゼネコン等の元請会社が保険契約者となります。
また、工事中や完成後の第三者に対する賠償責任保険(請負賠償責任保険、PL保険)も必要になります。これは何か賠償事故が起きた際、元請責任も問われることがありますので、元請会社および、下請会社もそれぞれに加入しておく必要があるでしょう。
旅行に関する保険
日本国内から万博に訪れるときに旅行保険を付保するならば、国内旅行保険に加入することになります。小さな子供がいて心配な場合や、何かの団体でまとまって出かける場合、主催者が参加者に対して付保することが多い保険です。
外国から日本にくる外国人の場合は、それぞれに自国で海外旅行保険に加入してくる人もいるでしょう。
また、会社によっては何らかの仕事の依頼などで外国人に来日してもらい、保険は日本で用意するような場合もよくあります。それも海外旅行保険になりますが、日本国内の損保会社が来日する外国人に付保する海外旅行保険を、業界用語で「逆海外旅行保険」とか「インバウンド保険」と呼んだりしています。イレギュラーですがそのような引受も可能です。
運送に関する保険
何かしら展示物を運ぶ場合、万博ですので当然、高価なものもあるでしょう。それらが偶然の事故で破損してしまった等の場合に備えるためには運送保険や動産総合保険に加入します。
イベント開催中の主催者が付保すべき保険
万博の期間中は、大小さまざまなイベントが開催されることでしょう。その施設を利用してのイベント中に来場者等の第三者にケガをさせてしまった場合などに備えるためには施設賠償責任保険に加入します。また、飲食物を提供するなら、食中毒に備えて生産物賠償責任保険を付保すべきでしょう。
施設を借りる場合には、万一借りた施設を壊してしまった場合に備える借用不動産損壊担保特約というものもあります。
悪天候などで予定していたイベントが中止になった場合、チケットの払い戻し費用など余分にかかった費用をカバーするためには興業中止保険に加入します。
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2020年のオリンピック、2025年の万博と世界的なイベントが続きますので、日本経済はしばらく大丈夫かもしれませんね。
ただ、その前に南海トラフ地震、首都圏直下地震、大規模噴火などの巨大災害がなければ良いのですが・・・
(注)記載のある各保険については一般的な内容の説明です。